LCCの基本運賃は格安ではあるが、燃油サーチャージの考え方はLCC各社によって変わってくる。大手航空会社よりも割高徴収、大手航空会社と同等徴収、燃油サーチャージは無料など大きく3つに分けられる。具体的な例を挙げてもう少し詳しく見てみよう。
安い価格で航空券を買うことができると喜んだのもつかの間、燃料サーチャージを含むとそこそこの値段になったなんて経験もあるかもしれない。さてこの曲者燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)だが、どのように価格が決定されるかというと、燃油サーチャージの価格は、原油市場価格の上下変動と連動して追加費用が決まる。これは、現状では国際線だけに適用されている話だが、今後の原油価格が高騰推移を続けるようなことがあれば国内線にも導入されるおそれは否めない。
下の例からも分かるように燃油サーチャージは、ピーチ・アビエーションの無料を除いてはどこも似たような額に設定されている。2014年の夏に比べると大手航空会社、LCCともに燃油サーチャージの価格が低くなっているが、LCCは運賃が安価なので合算されると結構な負担に感じる。
価格を比較する際には、燃油サーチャージの料金も合わせた価格で検討しよう。
例)燃油サーチャージ (2015年2月調べ)
韓国路線LCC 燃油サーチャージ(片道)
・イースター航空 1,500円
・ジンエアー航空 1,500円
・ピーチ・アビエーション 無料
大手航空会社 1,000円
先のも述べたように、燃油サーチャーの料金は原油市場価格と連動して価格が変動するので、最新情報を各社の公式サイトなどで調べるようにしよう。