LCCとは、「ローコスト・キャリア(LCC)」の略、というのが一般的に認知された呼称だが、「ノンフリル・キャリア」などという別名があることはご存知であろうか。
ノンフリルとは、「フリル(飾り)」であるサービスをなくすことでコストカットすること。そしてノンフリルの航空会社を「ノンフリル・キャリア」と呼称し、アメリカなどではよく使われている表現。
さて、スカイマークは欧米のLCCに比べると多少サービスよいためLCCではないという声も耳にするが、実際はどうなのか?
スカイマークはLCCなのか、はたまたLCCでないのかを検証していきたい。
スカイマークは、日本で初めての格安航空会社LCCとされている。その価格はLCCよりは少し高いがレガシーキャリアと比べてみると格段に安く設定されており、LCCにカテゴライズされるのも納得できる。では、なぜLCCでないという声もあるかというとLCC以上のサービスがあることが要因になっているようだ。
【受託手荷物料金】
LCC:有料、ただし座席のクラスによっては無料
スカイマーク:10kg以内無料
【毛布貸出】
LCC:なし、ただし座席のクラスによっては貸出有
スカイマーク:毛布の貸出無料
【機内販売】
LCC:有料(ソフトドリンク200円など)機内販売を充実させ、収入につなげる手法
スカイマーク:有料(ソフトドリンク100円など)機内販売にそれほど力を入れていない