LCCの登場により早朝に関西国際空港に向かう利用者、深夜に帰宅する利用者が増えている。そんなニーズから24時間営業のカフェやショップが増え、交通もアクセスが便利になってきている。今回は、24時間空港としての機能も完備しつつある関西国際空港を早朝利用する搭乗客のための交通アクセスを紹介。
大阪中心部と関西空港を結ぶ鉄道は、JR西日本と南海電鉄の二つ。早朝や深夜でなければ、JR西日本(関西空港線)特急はるかは新大阪から約71分(2,650円)、関空快速は大阪から約72分(1,190円)となっている。一方南海電鉄(空港線・南海線)は特急ラピートのラピートαだとなんばから約34分、ラピートβなら約39分(1,430円、スーパーシート利用は210円が加算)、空港急行で行くとなんばから約43分(920円)となっている。
早朝の場合、以下のようなシミュレーションになる。
・大阪駅(大阪環状線)5時11分発 → 天王寺駅(関空快速)5時37分発 → 関西空港駅6時21分着
・西梅田駅(四つ橋線)5時13分発 → なんば駅 徒歩で乗り換え 難波駅(南海線空港急行)5時28分発 → 関西空港駅6時16分着
・難波駅(南海線空港急行)5時15分発 → 関西空港駅5時58分着
関西空港は、関西一円より1日に約800便のリムジンバスが運行されており、第1ターミナル行きと第2ターミナル行き(第1ターミナル経由)に分かれている。第1ターミナルと第2ターミナルは約4km離れているので、行先には十分注意したい。
・大阪(梅田)から約60分片道1,550円(往復2,760円)
ハービス大阪4時28分発 → 新阪急ホテル4時40分発 → 関西空港第1ターミナル5時30分発着 → 関西空港第2ターミナル5時41分着
・なんばから約50分1,050円(往復1,850円)
なんば(OCAT)5時40分発 → 関西空港第1ターミナル6時28分発着 → 関西空港第2ターミナル6時39分着
最後に海からのアクセスをご紹介。関西空港と神戸空港を結ぶ高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」は、最短ルート約40分、駐車場無料で欠航時も代替えバスが運行する使い勝手のよさがウリ。
・神戸空港海上アクセスターミナルから約40分1,850円(往復2,460円)
神戸空港海上アクセスターミナル5時30分発 → 関西空港ポートターミナル桟橋6時1分着→関西空港第1ターミナル6時10分発着 → 関西空港第2ターミナル6時20分着
(2015年2月調べ)