- 名称:古都奈良の文化財 (Historic Monuments of Ancient Nara)
- 登録年:1998年
- 登録基準:(ii)(iii)(iv)(vi)
- 登録基準について詳しくはこちら
- 所在地:奈良県奈良市
- 国名:日本
- 首都:東京都
- 総人口:1億2700万人(2010年)

- 日本の国旗
「平城京」が日本の都として栄えた奈良時代。710年に遷都が行われると、74年の間、日本が国家としての礎を築き、日本文化の根源が確立した時代である。平城京は、山や小高い丘陵に囲まれた盆地に位置する。世界文化遺産として1998年に登録された「古都奈良の文化財」は平城宮跡をはじめ、東大寺や興福寺、春日大社など、奈良時代の木造建築と原始林の8資産を有している。これらは全体で奈良時代の都市の様子を知ることができる貴重な史料として、評価されたものである。
平城宮跡は古都「平城京」の様子を今に伝える。平城宮は天皇の居所であり行政機関の施設でもある所であった。当時の宮殿や役所などの木造建築の遺構は今も地下に保存され、また平城宮跡から発掘される数々の遺品からは、さまざまな文化や慣習を見ることができ、考古学的にも価値が高いといわれている。聖武天皇の発願で東大寺をはじめとする建物群が建立され、また藤原氏の氏寺である興福寺、戒律を学ぶ寺として鑑真が創建した唐招提寺、藤原氏や朝廷の崇敬を受けて繁栄した春日大社など―。8世紀の木造建築物における伝統様式をはじめ中国本土や朝鮮半島との文化交流の様子を垣間見ることができる、大きな遺産となっている。
さあ、悠久の時を超え、いにしえの都へ出かける旅へ。
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