- 名称:白川郷・五箇山の合掌造り集落 (Historic Villages of Shirakawa-go and Gokayama)
- 登録年:1995年
- 登録基準:(iv)(v)
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- 所在地:岐阜県大野郡白川村・富山県南砺市相倉
- 国名:日本
- 首都:東京都
- 総人口:1億2700万人(2010年)

- 日本の国旗
岐阜県白川村の荻町地区にある集落(白川郷)と、富山県南砺市の相倉地区、菅沼地区にある集落(五箇山)の3つの集落で構成されるのが「白川郷・五箇山の合掌造り集落」。白川郷と五箇山は約20km離れているが、庄川という川によって結ばれ、ひとつの文化圏を形成している。合掌造りの家屋が険しい山間部の豪雪と風の強さに耐えるため、釘などの金属物は一切使用しないなど、独特の特徴をもった建築物集合体であること、そして山間部の文化を代表する集落でもあり、その見事な自然景観なども評価されて1995年、文化遺産に登録されている。
この地域は有数の豪雪地帯であるとともに、雨量が月平均180mmに達する多雨地域である。そのため45〜60度の急傾斜をもつ屋根が特徴的。また家屋は床面積が広く、3〜5階からなり、1棟には数十人もの大家族で住むのが一般的であったという。17世紀末期から江戸幕府の直轄支配下にあったこの地域の住民の多くは、農耕のほかに、養蚕製糸、塩硝の生産などを行い、これらの産業を成立させたという。また住民同士には「結」と呼ばれる相互扶助組織が発展し、茅葺き屋根の葺き替えなど、住民が共同で作業を行う協力体制も興味深い。山間部に暮らす人々の文化を代表する伝統的集落への旅で、歴史の1ページをひも解いてみよう。
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