紅葉の層雲峡
層雲峡を流れる石狩川
層雲峡(そううんきょう)は、北海道上川町にある峡谷である。大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟んで約24キロメートルの断崖絶壁が続いている。絶壁を滑り落ちるように滝が落ち、そのダイナミックな景観に魅せられて多くの観光客が訪れている。
層雲峡の峡谷美が最も素晴らしいといわれる名所が、大函(おおばこ)・小函(こばこ)である。約3万年前の大雪山の噴火により堆積した溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)が、石狩川の浸食により形成された、高さ200メートル前後の柱状節理(ちゅうじょうせつり)の断崖である。まるで屏風のように岩壁が迫り、地球規模の自然が創り出す光景を目の当たりにすることができる。岩肌を彩る紅葉と針葉樹の緑が鮮やかだ。
層雲峡を代表する滝といえば、不動岩の左右から流れ落ちる滝「銀河の滝」と「流星の滝」がある。「流星の滝」は高さ約90メートルのところから一気に流れる豪快な滝で、「銀河の滝」はおよそ120メートルの高さから幾筋もの流れが白糸のように落ちる優美な滝。ともに並んで落ちるさまが迫力たっぷりで、「日本の滝百選」にも選ばれている。
大雪山国立公園最大の温泉郷として人気なのが、黒岳山麓にある層雲峡温泉。大型ホテルなどが立ち並ぶ北海道有数の規模を誇る温泉街で、層雲峡および大雪山観光の中心地となっている。温泉街の東側に位置する「紅葉谷」は、隠れた名所だ。初心者向けの散策路で、往復で約1時間程度。ここでも一面に広がる紅葉を楽しむことができる。散策コースを終点まで行けば、「紅葉滝」も見ることができるのでおすすめだ。
中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 |
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※紅葉カレンダーは例年の時期を表してします。今年の紅葉の時期を予想するものではありません。
名称 | 層雲峡(そううんきょう) |
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住所 | 北海道上川郡上川町 大雪山国立公園 |
電話番号 | 01658-2-1811(層雲峡観光協会) |
拝観・入場料 | 無料 |
拝観・営業時間 | 散策自由 |
休日 | 無休 |
アクセス | ■電車 ■バス |
駐車場 | 無料駐車場あり |
関連サイト | http://www.sounkyo.net/ |