紅葉の東寺
紅葉の東寺
京都のシンボルである国宝・五重塔で有名な東寺(とうじ)。唯一残る平安京の遺構であり、平安遷都の際に桓武(かんむ)天皇が建立した官寺(国立の寺院)である。教王護国寺(きょうおうごこくじ)とも呼ばれる同寺は、その後嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄えた。1934(昭和9)年に国の史跡に指定され、1994(平成6)年に「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。
度重なる火災や落雷などで主要堂塔のほとんどを焼失するが、豊臣家・徳川家などの援助により再建されている。木造塔としては日本一の高さを誇る五重塔は9世紀末に創建されるが幾度となく焼失し、現在の塔は1644(寛永21)年、徳川家光の寄進で建立したもの。国宝の金堂も現存の建物は1603(慶長8)年、豊臣秀頼の寄進により再建され、桃山様式の中にも平安様式が見え隠れしている。重要文化財の薬師三尊が収められ、また国宝・大師堂や重要文化財の密教美術も多く有し、見どころが多いのも東寺の特長である。
JR京都駅からも近く、京都の代表的な名所として名高い東寺。紅葉シーズンも人気で、紅葉越しに見る五重塔の荘厳な佇まいは格別。ぜひ実際に足を運んで見ておきたいスポットである。あわせてじっくりと仏像や伽藍(がらん)を見て回る時間も確保しておこう。また空海の月命日である毎月21日は「弘法市」と呼ばれる縁日で、数多くの露店が並び大勢の人でにぎわいを見せている。
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※紅葉カレンダーは例年の時期を表しています。今年の紅葉の時期を予想するものではありません。
名称 | 東寺(とうじ) |
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住所 | 京都市南区九条町1 |
電話番号 | 075-691-3325 |
拝観・入場料 | 御影堂、食堂などの拝観は無料
大人:500円 五重塔初層内部・宝物館・観智院は、特別公開・特別拝観にて公開(有料) 拝観料は、時期・特別公開などによって変更になります。 |
拝観・営業時間 |
3月20日〜4月17日 8:30〜17:00(16:30受付終了) 4月18日〜9月19日 8:30〜18:00(17:30受付終了) 9月20日〜3月19日 8:30〜17:00(16:30受付終了) |
休日 | 無休 |
アクセス | JR「京都駅」下車 徒歩約15分 近鉄電車 「近鉄東寺駅」下車 徒歩約10分 京阪電車「丹波橋駅」「近鉄丹波橋駅」乗換「近鉄東寺駅」下車 徒歩約10分 阪急電車 「大宮駅」から市バス18,71,207系統「東寺東門前」下車 すぐ |
駐車場 | 2時間600円(2時間以降は1時間ごとに+300円) (1月1日〜1月5日は 1,000円) 毎月21日の弘法市の日は、駐車できません。 |
ホームページ | http://www.toji.or.jp/ |