紅葉の神護寺
神護寺(じんごじ)は京都市の北西、高雄山の中腹に位置する山岳寺院であり、高野山真言宗遺跡本山である。平安京造営の際の造営大夫・和気清麻呂(わけのきよまろ)が河内国に建立した神願寺(じんがんじ)を高雄山に移し、高雄山寺と合併してのちに神護寺となった。弘法大師空海が真言律宗の礎を築いた場所ともいわれている。また伝平重盛像(でんたいらのしげもりぞう)、伝源頼朝像、伝藤原光能像(でんふじわらのみつよしぞう)の神護寺三像を所蔵することでも知られ、この神護寺三像は1951(昭和26)年に国宝に指定されている。
神護寺名物といえば、「かわらけ投げ」。境内の一番奥、地蔵院前の展望広場からは清滝川の清流がつくる錦雲峡が見下ろせる。この錦雲峡に向かって素焼きの皿「厄除けかわらけ」を投げ、厄除け祈願をするというもの。ストレス解消にもなり、旅人に人気だ。「厄除けかわらけ」は境内の売店で売られている。
高雄山周辺は京都でも屈指の紅葉の名刹といわれ、多くの参拝者が訪れる。およそ350段の石段をのぼれば山門にたどりつくが、歩き疲れる参拝者も多く、参道にある茶屋で一休みしている姿も多く見られる。境内は広く、あちらこちらに紅葉が植えられており秋になると実に鮮やかに色づく。また神護寺には樹齢500年以上の古木が多く残り、京都でも早い時期に紅葉が色づくことで知られる。紅葉の葉の間にお堂や塔が見え隠れし、情緒ある風景は歩き疲れた参拝者の心を癒している。
中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 |
---|---|---|---|---|---|---|
※紅葉カレンダーは例年の時期を表しています。今年の紅葉の時期を予想するものではありません。
名称 | 神護寺(じんごじ) |
---|---|
住所 | 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5番地 |
電話番号 | 075-861-1769 |
拝観・入場料 | 中学生以上:600円、小学生:300円 |
拝観・営業時間 | 9:00〜16:00 |
休日 | 無休 |
アクセス | ■JR「京都駅」、地下鉄烏丸線「京都駅」からJRバス「高雄・京北線」で約50分、「山城高雄」下車、徒歩約20分 ■阪急京都線「烏丸駅」、地下鉄烏丸線「四条駅」から市バス8号系統で約45分、「高雄」下車、徒歩約20分 |
駐車場 | 市営駐車場利用 |
ホームページ | http://www.jingoji.or.jp/ |