紅葉の立石寺
紅葉の立石寺
山形県山形市にある天台宗の寺院、立石寺(りっしゃくじ)。山寺(やまでら)の通称で知られ、正式には宝珠山阿所川院立石寺(ほうじゅさんあそかわいんりっしゃくじ)という。およそ1100年の歴史を誇る東北有数の霊場で、古来より悪縁切り寺として信仰を集める。蔵王国定公園に指定されている。
寺伝では860(貞観2)年に清和(せいわ)天皇の勅願によって円仁(えんにん<慈覚大師>)が開山したとされている。戦乱期には山形初代城主・斯波兼頼(しばかねより)が衰退した立石寺に根本中堂を再建した。1521(大永元)年には天童頼長(てんどうよりなが)の兵火を受けて一山焼失。破壊された諸堂を慶長年間 (1596-1615年)に修築したのは立石寺第三十八世円海和尚である。また1689(元禄2)年に松尾芭蕉(まつおばしょう)が旅の途中で訪れ、その時のことが『おくのほそ道』に書かれている。芭蕉は「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の有名な名句を詠んでおり、参道に句碑がある。
立石寺は宝珠山全体が境内になっており、奥の院まで1015段の石段が続く。納経堂、開山堂などには荘厳な雰囲気が漂い、そこから見渡せる風景も素晴らしい。秋になり、山全体が紅葉に包まれる様は圧巻で、特に町並みを見渡せる五大堂からの眺めは格別。山寺から紅葉川渓谷、面白山などに連なる山並みが色鮮やかに染められている情景を、名物「力こんにゃく」を食べながらゆっくりと堪能しよう。紅葉シーズン中は、宝珠山のライトアップも行われ、昼間とは違う幻想的な風景が浮かび上がる。
中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 |
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※紅葉カレンダーは例年の時期を表してします。今年の紅葉の時期を予想するものではありません。
名称 | 立石寺(りっしゃくじ) |
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住所 | 山形県山形市山寺4456-1 |
電話番号 | 023-695-2816(山寺観光協会) |
拝観・入場料 | 一般・高校生:300円 中学生:200円 小人:100円 ※宝物殿などは別途料金が、かかります。 |
拝観・営業時間 | 8:00〜17:00 |
休日 | 無休(宝物殿は冬季休館) |
アクセス | ■山形駅より ■山形空港より ■仙台市より ■天童温泉より ■蔵王温泉より |
駐車場 | あり |
関連サイト | http://yamagatakanko.com/spot/ |